さいさいの親戚は岐阜県に住んでいて、お土産にプレスハムを買ってきてくれます。
「明方(みょうがた)ハム」「明宝(めいほう)ハム」どちらも郡上市で作られている特産品です。
この何年か「明宝ハム」だったのですが、
2023年はなんと
「明方ハム」!しかも70周年パッケージです!レアだわ~
ていうか、明方ハムと明宝ハムって同じようなハムなんですが、
どうして2つあるんだろう?謎を解明する!
明方ハムとは
時は昭和28年。岐阜県郡上郡明方村(現:郡上市明宝町)
食料の自給体制の確立と畜産農家の収入安定を図るため、農協が取り組みを始めた食肉加工。
しかし当時、農家がハムを買うのはぜいたくだという風潮があり、なかなか売り上げは伸びないし、村外では知名度もあまりなくて経営難に陥ってしまいます。
昭和55年にNHKの番組にて紹介され、国産豚肉使用・最低限の添加物のみで作られる明方ハムが注目され、徐々に人気が高まっていきました。
増産に追い付かず、隣の八幡町旭に新しい工場を作って今に至ります。
昭和28年以降、かたくなに変わることのない製法で作られ、良質な豚肉のもも、それも丁寧にスジや血管などを目視手作業で除去していく手間を惜しまず作られるハムです。
明方ハムはJAが経営しているだけあって、全国でも一部のJA直売所で見かけることがあります。
明宝ハムとは
また複雑な話なのですが、明宝ハムを作っている明宝特産物加工株式会社は、明方村主導で作った会社です。先ほど明方ハムのところでも説明しましたが、増産体制を整えるために農協側は八幡町旭に新しい工場を建てることに。
明方村で始まったハム作りですから、それは村民も黙っちゃいませんよね。
なので、明方ハム(農協)から社員を数人引き抜き、明方村に新たなハム会社を作ったのです。
なので2社に分かれてたんですね。。知らんかったわ。
しかしながらこちらも昭和28年当時から受け継がれている製法を守り、良質な豚もも肉を使用し、添加物も最低限しか使用していません。
岐阜県のスーパーではよく見かける気がしますが、全国的にはまだまだ販売店が少ないようです。
明方ハムと明宝ハムの違い
どちらも豚肉のいいところを寄せ集めてプレスして作っていますから、とっても美味しい。適度な塩味、豚肉の味いつ食べても「また食べたい」って思うのですが。。
みょうがた、めいほうどちらのハムも同じような味がするし、見た目もほぼ同じだし。
今では同じ郡上市だしさ。。(-ω-;)ウーン
対立していた時期もあったけれど、今は仲良くしてると思いたい(笑)
今回は明方ハムしか手に入らなかったので、明宝ハムのことが書けなかったのですが、
ネット上では明方ハムの方が若干塩味が強いって書いてる人が多い気がします。
これね、バラバラで食べると全くわからないんですよ。
なので、さいさいはどっちも美味しくいただきます~
食べ方について
食べ方はいろいろあるのですが、さいさいのオススメを書いておきますね!
輪切りにしてそのまま食す
さいさいの家ではこれが定番です。
ただ、輪切りにして一味唐辛子マヨネーズをつけて食べる。
七味唐辛子でもよいですね。
岐阜の家に行ってもこの様式で出てくることが多いから、やっぱり定番なのだろうなぁ。
少し厚めに切ってくださいね。推奨4ミリ以上。そのまま食べるならこれがオススメ。
野菜サラダ
野菜サラダにハムの輪切りをただのっけるだけでもよし
細切りにしたハムとキャベツとニンジンを混ぜてマヨネーズで和えるのもよいですね。
ハムの塩気が強いので、しょっぱいドレッシングはかけないほうがいいです。
ここでもオススメはマヨネーズ。
マヨネーズだけだと味濃いなーっていう人は
マヨネーズに無糖ヨーグルトを混ぜるとちょうどいいかもしれません。
フライパンで焼く
半月切りにしたハムをシンプルに焼くのですが、
ここで注意してほしいのは。。
フライパンに油を入れない!ということです。
ハムを熱すると脂が溶けだしてくるので何もいらないのです。
味付けはシンプルに粗びきコショウをパッパッと、、それだけでうまいおかずができますよ。
もちろん野菜と炒めてもおいしい(でもちょっともったいない気がする(笑))。
さいさいは生で食べる派なので少し古くなった明方ハムもしくは明宝ハムを使用しますよ。
まとめ
ネット上にはどっちが美味しいとかいろいろ書いてあったりするけれど、どっちも美味しい。
岐阜に行ったら、明方ハムでも明宝ハムでも売ってたら買っちまうさいさいです。
見た目はプレスハムですが、良質な国産豚肉を使用した、岐阜の名産品です。
そのままでも炒めても美味しいので、小売店などで見つけたらぜひ体験してほしい逸品です。
あー食べたくなってきた(笑)