秋になったら、魚沼市に行って枝折峠の滝雲へGO!【絶景・雲の大瀑布】

秋の魚沼市で一番見たいものは、枝折峠(しおりとおげ)の滝雲です。

秋と言えば奥只見の紅葉もきれいで、紅葉と滝雲目当てで観光客も多く訪れます。

今回は枝折峠の「滝雲」をご紹介します。

滝雲とは

山の谷に溜まった雲海がまるで滝のように山肌を落ちてゆく「滝」に見える現象です。

6月下旬から11月上旬まで見ることができます。

奥只見ダム湖で発生する水蒸気が寒暖差で濃霧となり、谷に溜まって雲海となります。

谷から吹く風によって雲海が山肌を落ちる幻想的な光景が広がります。

まさに雲の大瀑布。朝早く起きて行きたい絶景であります。

滝雲は登山する人にとっては良く見る光景かもしれませんが、魚沼市の滝雲は登山をしなくても見ることができる数少ないスポットです。

滝雲が発生しやすくなる条件はいくつかあり、

  1. 早朝であること
  2. 晴れの日であること
  3. 前日からの気温差が大きいこと
  4. 適度に風が吹いている

これらの強弱により、大きい滝雲の時もあれば、小さい滝雲の時もあり、雲海のみで留まっていることもあります。

自然現象なのでいつも見られるわけではないところがまた神秘性を高めますね。

とにかく観察前日の気象条件、気温差、観察当日早朝の天気が重要です。

枝折峠はどこにある

新潟県魚沼市の枝折峠は、国道17号の魚沼市井口新田交差点を湯之谷方面に曲がり、国道352号をまっすぐ進むと大湯温泉、その奥の峠です。

この国道352号”枝折峠”は「酷道」にも名を連ねるほど、すれ違いのできない区間が多く存在することで有名です。

その昔、枝折峠を通ったことがあります。さいさい父が運転する車と対向車がすれ違うときのスリルが忘れられません。退避できる場所があればよいですが、崖から落ちそうになるもしくは山の側面にぶつかりそうになったりして、、今ではいい思い出であります(笑)

そこで利用したいのが「奥只見シルバーライン」です。

一般車両は奥只見シルバーラインがオススメ

奥只見シルバーラインはトンネルばかりの道路ですが、枝折峠(352号線)の狭い道を長い距離走りたくないときに便利なトンネルです。

自動車は奥只見シルバーラインに入るとトンネルの途中で銀山平方面への出口が見えてきます。出口を曲がって国道352号を走ると枝折峠へ行くことができます。(所要時間は小出ICからだと約50分です)

ここで曲がらないと奥只見ダムに到着してしまうから「銀山平の出口」を見逃さないでくださいね。

二輪車は奥只見シルバーラインに入ることができませんから、国道352号をひたすら走って行きましょう。

シャトルバスで行くのもアリ

滝雲発生時期になると早朝にシャトルバスが毎年運行しているようです。

土日祝のみの運行ですが、大湯温泉にある「交流センターユピオ」と銀山平にある「白銀の湯駐車場」から枝折峠山頂駐車場まで行きますよ。

オススメは大湯温泉で一泊して、早朝枝折峠に出掛けるのが一番です。

とある読者様
とある読者様

峠の道なんて運転無理!

しかも酷道だしそんなところ行けない!

っていうあなたにも滝雲体験ができるチャンスがありますよ!

大湯温泉とは…開湯1300年の歴史深い温泉地で、ノスタルジックに浸るのにぴったりだと勝手に思っているさいさいであります。夏頃には近代的なイベントも開催されているみたいです。

ビューポイント

枝折峠山頂の駐車場付近から銀山平までの道路脇がビューポイントです。

時期になると観光客やらカメラマンやらで混雑することが予想されますので、ご注意ください。

6月下旬から11月上旬までが滝雲を見られる時期です。

9月頃から寒くなってきます。寒さが苦手ならば防寒着を持って行きましょう。

まとめ

魚沼市の滝雲をご紹介しました。

日の出から1~2時間程すると雲が消えてなくなってしまうため、夜中に出掛けないといけないのですが、滝雲が発生した時の感激は忘れることができません。

天候に左右されますし、発生条件も複数あるので、見事な滝雲を見るには「運」が必要なのかもしれません。撮影しているフォトグラファーに聞きますと”複数回足を運ばなければ見事な滝雲を撮影することはできない”と言っていました。

2023年のシーズンは11月6日まで。

11月6日午前9時から枝折峠周辺道路が冬季閉鎖となり通行できなくなります。

また2024年も良い滝雲が見られますように!

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