新潟市にお出かけしてやっぱり気になる美味しいお菓子達。
今回は古町にある老舗洋菓子店「はり糸」に行ってきました。
そこで発見した「ありの実」というなんとも上品そうなお菓子。
一体どんな味だったのか。さっそくいってみよー!
はり糸ってどんな店
古町をスマホのマップで「お菓子屋」って探してみたら「老舗の和菓子屋さん」とレビューがついている「はり糸」というお店を発見。
古町5番町のアーケードを歩いていくと行燈のような看板に「はり糸」と書いてありました!
新潟県で初めてカステラを焼き始めたお菓子屋さんです。
店内にはお店の歴史が書かれた看板がおかれており、なんと創業は明治6年。150年以上愛される老舗です。
以前は新潟市のいろんなところにお店があったようですが、今では古町本店のみが営業中です。
カステラ、、も気になるけれど
歴史ノスタルジックに浸りつつも、店内を散策していると目につくのはカステラなのですが、
お店の片隅にさりげなくおいてあった「ありの実」というお菓子。
カステラも気になるけど「献上銘菓」って書いてあるところに興味津々。
もしかして「献上」ということは、皇室に献上されてたってことですか??
めっちゃ気になるじゃん、これは一度食べるべきですよ。
カステラも気になるけどね!(重要なので2回言いましたw)
【ありの実】ってどんなお菓子?
「ありの実」は新潟県産の新興梨を使ったお菓子です。
梨を使用しているので「なしの実」となってしまい、縁起が良くないため「ありの実」というシャレのようなネーミングになっています。なかなかオシャレじゃないかw
ですが、このお菓子は先ほども言ったとおり「献上銘菓」。
調べてみたところ、昭和22年に天皇陛下が新潟を訪れた際に献上された由緒あるお菓子なんだとか!
なるほど、これは本当に只者じゃないですなw
あとね、袋の中で粉がカサカサしています。まぶってるんだろうね。くっつかないようにね。
購入するとき、お店の人に
「開ける時はそっと開けてくださいね。粉がこぼれますので。。」
って言われたから、ちゃんと言いつけ守ってお皿に乗せてみることにしました。
そしたら、写真失敗しました(笑)
輪切りの梨のお菓子はお上品
ちょっと哀愁漂ってるみたいな写真になっちゃったのですが、実物はこれよりも白いですw
見た目は横に切った梨を模したような感じですね。
味は、とても上品。梨の味が「強い」わけではありませんが、ほのかに甘いのです。果実由来で優しい印象です。梨独特の粒々感もあり、美味しいです。
新潟県産の新興梨をジャム状にして、寒天と水あめを加えて成型し、乾燥させるみたいですね。
これは全国的に作られているゼリー菓子に似ている気がします。「固いゼリーのようなお菓子」と言ったらイメージがつきやすいでしょう。ゼリーのようなゼリーじゃないような、あの不思議なお菓子です。
通常このようなゼリー菓子は周りを砂糖でコーティングしたりするものですが、この「ありの実」は新興梨のほのかな甘みを壊さないように周りには砂糖を使用せず、「寒梅微塵粉」という米粉を使用して品質を保持しています。
もったいないので盛ってみたんですが、わかりにくいと思うので近づいてみたw
この粉が「寒梅微塵粉」。めっちゃサラサラしています。(わかりにくくてすみません)
お菓子って「甘い」のが当たり前ですが、このほのかな甘さというものがもっと広まっていけば面白いのにな、と思います。
この味を当時の天皇陛下も食べていたのかなぁと思うとなんだか感慨深いです。
さすが献上銘菓、格が違ったぜ。
まとめ
今回は「はり糸」の「ありの実」をご紹介しました。
偶然に出会った「はり糸」は明治6年創業の老舗。新潟市で初めてカステラを焼いたお店です。
「ありの実」は昭和22年に天皇陛下へ献上された銘菓であり、当時の味を今に伝えている貴重なお菓子です。
めっちゃ気になってたカステラも「3、4月限定紅茶カステラ(切り落とし)」を結局購入してしまいまして、、期待通りしっとりしていて美味しいんですよ!!
新潟市に来たらぜひ「はり糸」へ。
お土産に「ありの実」と「カステラ」ぜひ購入してみてください~