ずっと気になってたんです。
動画サイトで東海地方の古いCMを見てたら
「両口屋是清の”をちこち”」
っていうなんとも不思議な名前の和菓子の宣伝が印象に残りまして、さすがに行くことができなかったので、名古屋に行く友人に頼んでついでに買ってきていただきました。(人”▽`)ありがとう☆
さあこの「をちこち」
どんな和菓子だったのか、早速いってみましょ~
両口屋是清のこと
きっとこの記事見てる人は東海地方以外の人が多いかもしれないから、ちょっと調べてみました。
両口屋是清は寛永11年(西暦1634年)名古屋の上本町の地にて創業。
もっとわかりやすい感じで言うと、この時代は江戸時代で将軍は第三代の徳川家光公だった頃です。
創業から37年で尾張藩の御菓子御用をつとめはじめ、江戸時代が終わり廃藩置県によって愛知県が設置された後も時代の波に呑まれることなく、今も時代に合ったお菓子を作り続ける名古屋の歴史あるお菓子屋さんです。
をちこち っていったい何
「おちこち」かと思ったら「をちこち」なんですね!!
古文の表現で「遠い近い」という意味に使われる「をちこち」
山々が重なりあっている風情を表しているのです。
この「をちこち」は昭和34年に発売を開始。60年以上愛されている和菓子です。
をちこち はほぼあんこでできている!
驚いたのはこの「をちこち」
ほぼすべてがあんこなんです!
真ん中のようかんに見えるあんこはぎっしりとしていて、ぎゅっとしています。
ナイフで切ってみても、練りようかんのようなつやつやした光沢は無く、本当にあんこ固めました~っていう感じです。
上に乗っている茶色くてゴツゴツしてるのも、スポンジかと思うじゃないですか。
でもねこれ、餡村雨(あんむらさめ)っていうそぼろ状のあんこなんですよ。
そんで途中に入ってる白い線、これも白いあんこなんですよ。
てことは本当に全部あんこですな Σ(・□・;)
そしてこんなに「あんこ」を連呼したのも始めてだわ(笑)
味はとても上品
見た目すっごく甘そうな感じしますよね。
甘いんだけど、優しいんですよ。上品な甘さで美味しい!
真ん中に挟まっているぎっしりあんこの中にはふっくらと炊いた小豆が豆の形そのまま入っていて、おそらくはあんこのままぎっしりにしちゃうと甘さがちょっとしつこくなるので、潰さない小豆が入っているんじゃないかっていう、、勝手な妄想ですが、そんな感じがしました。
おいしいから、緑茶をもう一杯!おかわりです!
まとめ
両口屋是清は愛知県名古屋市の江戸時代から約380年続く和菓子屋さんです。
「をちこち」はあんこのお菓子。ぎっしりとしていますが、甘さはきつくなく上品な味わいでお土産に最適です。
今回紹介した「をちこち」の他に「千なり」「二人静(ににんしずか)」などを販売しています。
お茶菓子にまた購入してみたいと思います。